【第17話】私の家の話
こんにちは!ケム子です。
週末は実家に帰っていました。
いつも住んでいる地域から約200km。
電車で約2時間ほど移動します。
日本ぜんたいで見ると、ずば抜けて田舎といういうわけではありませんが、
ふだん暮らしている地域よりは「人・もの・サービス」に多様性がありません。
ケム子は、ちょっと居心地の悪さを感じていますが、だいたい一ヶ月に一度、仕事の都合に合わせて帰省しています。
みんなめっちゃ家建ててる
うちの親は酒豪なので、帰った時はめちゃくちゃ飲まされ、いろんな話をします。
そのなかで「家」の話になりました。
地元に住んでいる友だちや年の近い親戚がみんな、「家」を建て始めているのです。
ネット上では賃貸派・購入派、さまざまな議論が交わされていますが、
そんなことはどこ吹く風。ケム子の地元は「購入一択」です。
シンプルに「すげえな」の一言に尽きます。
まず、今のケム子には頭金が用意できない。
そして、35年ローンを組む気合いがありません。
(もちろんケム子の周りはローンで買ってます)
35年ローンってもはやタトゥーじゃない?
これはケム子と、ある友だちの間で交わされた会話の一部です。
ぜんぜん意味わからなくてすいません。笑
その友人はタトゥーを入れる時に、今の仕事以外の仕事はしないぞ!
(タトゥー禁止の堅い仕事はしないぞという気合い?)
と決意を固めて、入れたそうです。
「あえて、自分の選択肢をつぶすことで、よけいなことを考えず、
いまの道に集中するようにした。」
と話しており、ケム子はスゴくおどろいたのですが、なんとなく、その気持ちも理解できます。
人生に選択肢があると、迷いが生じる。
その迷いがじぶんを苦しめる。そんなことってあると思います。
もしかすると住宅ローンはずっとこの地域で暮らし、家庭を持ち、仕事に打ち込み、自分の親と同じように生きていく。
という覚悟を刻むものなのかもね。と話したのです。
これはケム子の妄想なので、現実はちがうかもしれません。
いや、おそらく全然ちがうでしょう。笑
じぶんの親をみると、家を買う気になれない。
うちの親は70歳になる現在も家のローンを払っています。
ほんとうにキツそうです。
家を買う時期が遅かったことが最大の失敗だと話しています。
ケム子も家のローンの返済のために、高校後の進路はあきらめることになりました。
自らのアルバイト代を貯めて職業訓練校に通うことになったので、
なんだかなぁ〜と思っています。
現在は二階建ての大きな家に母ひとりで住んでいます。(父は4年前に他界)
お金がないと、人はイライラしますので、ちょっと人間も遠ざかっていったりします。
父の他界後、母も少しそんな節があり、見ていて複雑な気分になることもあります。
家の管理も大変だし、この先クルマに乗れなくなったら買い物も大変だし、
売却して、中心部のマンションに引っ越せば?と話したこともありますが、
ここまできたら自分のものにしたいようです。
ボーナス払いができないので、今年はケム子もお金を貸しました。
本当に「なんだかなぁ〜」と思っています。
本当はこどもに払ってもらおうと思っていたらしい。
今回の帰省で明らかになったことですが、
3人も子どもがいたら誰か結婚して、一緒にこの家に住んでくれるだろうと思って、
ローンを組んだらしいです。
すまん…母ちゃん…。
それは初耳だったし、みんな自分の人生があるからな…。
自分は所有することに向いてない。
ローンの返済に人生を拘束されている親を見て育ったので、自分はすこしラクに生きたいなと思っています。
大きい買い物をすると、頑張らないといけないですもんね。今回の帰省ではそんなことを考えました!
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^
のんびり、ゆるく人生を楽しんでいきたいです!
ケム子